結婚相談所の「仲人型」と「データマッチング型」は何が違う?特徴やメリット・デメリットを解説
- 自分に合う結婚相談所の選び方がわからない
- 婚活に自信がないので、しっかりサポートしてくれると嬉しい
- 理想の条件に合う結婚相手を効率よく見つけたい
結婚相談所はたくさんあるため、どこを選べばいいか悩んでしまいます。結婚相談所に求めるものは、人によって様々。しっかりサポートしてほしい人もいれば、サポートはあまり必要ないので、効率的に相手を探したいという人も。
婚活を成功させるには、自分にぴったりな結婚相談所を選ぶことが大切です。
結婚相談所は大きく分けて仲人型とデータマッチング型の2種類があります。それぞれの特徴を知って自分に合うタイプを選びましょう。
本記事では、結婚相談所の種類別に特徴やメリット・デメリットを解説します。最後まで読めば、自分にはどのタイプの結婚相談所が合うか分かります。
これから結婚相談所に入会して理想の相手と出会いたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
結婚相談所のオススメポイント、向いている人、注意点などは「【経験者のホンネ】本気で婚活するなら結婚相談所一択!オススメする理由を徹底解説」で詳しく解説しています。本気で婚活をスタートする方はぜひご一読ください。
仲人型とデータマッチング型の主な違い
結婚相談所の仲人型とデータマッチング型の違いを簡単にまとめると以下のようになります。
仲人型 | データマッチング型 | |
サポート | 手厚い | 少ない |
お相手候補との出会い方 | 紹介 | システムによるマッチング、検索 |
成婚率 | 高い | 仲人型より低い |
料金 | 高い | 比較的安い |
成婚料 | あり | なし |
仲人型とはカウンセラーのサポートが手厚いことが特徴
仲人型の結婚相談所は、専任のカウンセラーが成婚まで手厚くサポートしてくれることが大きな特徴です。
カウンセラーの呼び方は結婚相談所によって異なり「仲人」や「コンシェルジュ」「アドバイザー」などさまざまです。
一般的に結婚相談所といえば、仲人型をイメージする方が多いかもしれません。カウンセラーが希望条件や価値観を丁寧にヒアリングし、お相手候補を選んで紹介してくれます。
プロフィールづくり、交際中の相談もすべてお任せ
紹介だけでなく、プロフィールづくりや写真を撮る際のアドバイス、お見合い後や仮交際中の相談など、さまざまなサポートが受けられることが特徴です。
仲人型は会員数が少ないのではないかと不安になる人もいるでしょうが、それぞれの結婚相談所は連盟に加入しているため、大きな連盟であれば数万人の会員がいて安心です。
一人で婚活する自信がない人、プロの視点でアドバイスしてもらいながら婚活をスムーズに進めたい人には仲人型が向いています。
データマッチング型は効率よく相手探しができるのが特徴
データマッチング型では、最初にプロフィールや希望条件を登録します。
システムやアルゴリズムによるマッチングや、検索によってお相手候補を探せるタイプの結婚相談所です。
お見合いや最初のデートの後は、2人でやりとりを行います。仲人型のようなサポートはないため、自分から積極的にアプローチできる人に向いています。
マッチングアプリとの違いとは
ところで「データマッチング型はマッチングアプリと似ているのでは?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。データマッチング型には入会審査があり、年収や年齢などの条件にあてはまらなければ入会できない点がマッチングアプリと異なります。
また、データマッチング型はプロフィールを登録する際に嘘がないよう、確認のための公的書類を提出する必要があります。
マッチングアプリも本人確認はありますが、一般的には独身証明書などの提出が必須ではありません。データマッチング型は信頼性が高いため、安心してパートナーを探せます。
データマッチング型は、サポートは必要ないため紹介だけしてほしい人、リーズナブルに結婚相談所を利用したい人に向いています。
仲人型のメリット
仲人型とデータマッチング型のどちらがいいか迷ったら、それぞれのメリットを確認してみましょう。まずは仲人型の主なメリットを解説します。
- 相性の良い相手が見つかりやすい
- カウンセラーの手厚いサポートが受けられる
- 成婚率が高い
相性の良い相手が見つかりやすい
仲人型の結婚相談所では、専任のカウンセラーが希望条件を聞いたうえで、相性まで重視してお相手を選んでくれます。
誰にでも結婚相手に対する希望条件はあるでしょうが、条件だけで選んでしまうと相性の良い相手を見逃してしまうかもしれません。仲人型のカウンセラーは、これまで何組ものカップルを成婚に導いているため、プロの目線で人柄や相性まで重視した紹介が可能です。
カウンセラーの手厚いサポートが受けられる
仲人型の大きな特徴といえるのが、カウンセラーによる手厚いサポートです。お相手探しから成婚までカウンセラーが伴走してくれるため、一人で結婚相手を見つける自信がない方にとって心強いでしょう。
プロフィールの書き方などもアドバイスしてくれるため、プロのアドバイスによって魅力的なプロフィールを作成できます。
また、婚活全般について相談できるため「次のデートではどんな服を着たらいい?」「デートでどんな話しをすればいい?」など細かなこともアドバイスしてもらえます。
お見合いの場所や日時の調整もしてもらえるため、場所選びに自信がない方や忙しい方も安心です。
仮交際を経て真剣交際に進んでからも何かと悩みはあるものですが、カウンセラーに相談すればその都度適切なアドバイスをしてもらえます。
成婚率が高い
仲人型はカウンセラーのサポートがあるため、データマッチング型に比べて料金が高額です。そのため「料金が高くても理想の相手を見つけたい」という結婚への真剣度が高い人が集まります。
一人で婚活するより出会いからプロポーズまでスムーズに進み、成婚率が高いこともメリットの一つです。
仲人型のデメリット
仲人型にはメリットだけでなくデメリットもあるため、確認しておきましょう。
- 料金が高い
- 自分のペースで進めにくい
- カウンセラーとの相性に左右される
料金が高い
仲人型のデメリットといえば、まずは料金が高いことが挙げられます。入会金や月額費用のほかにお見合い料がかかる場合があります。
また、結婚相談所は成婚がゴールなので、成功報酬として成婚料が発生します。相場は5〜30万円ほどです。成婚料を設けていない結婚相談所もありますが、初期費用や月額料金が高い場合があります。
自分のペースで進めにくい
手厚いサポートが魅力の仲人型ですが、どうしてもカウンセラー主導になり、自分のペースで進めにくいデメリットがあります。
受け身な人であれば、カウンセラーのペースで進めてくれる方がちょうどよいかもしれませんが、自分の空いた時間を活用してどんどん婚活を進めたい人にとっては、じれったいかもしれません。
自分のペースで進めにくいことが不満な方は、データマッチング型を選んだ方がよいでしょう。
カウンセラーとの相性に左右される
仲人型のカウンセラーは、婚活におけるさまざまな疑問や不安を相談できる相手です。細やかなことまでアドバイスしてくれる存在なので、信頼関係を築くことが婚活の成功につながります。
しかし、カウンセラーとの相性が悪い場合、疑問点があっても相談しづらかったり、アドバイスを素直に聞けなかったりして、婚活がうまくいかない可能性もあります。
人間同士のことなので、相性の良し悪しはあります。カウンセラーは自分で選べないため、入会前の相談時に見極めることも重要です。
どうしても変更してほしい場合は、相談するか別の結婚相談所に移ることを検討しましょう。
データマッチング型のメリット
続いて、データマッチング型の主なメリットをご紹介します。
- 希望条件に合う人を効率よく探せる
- 自分のペースで婚活できる
- 費用が比較的安い
希望条件に合う人を効率よく探せる
データマッチング型は紹介だけでなく、自分で検索してお相手探しができます。自分の空いた時間を活用して、多くの会員の中から理想の条件に一致する相手を効率よく探せます。
ただし、理想が高くて希望条件も多いと当てはまる人が限られてしまうため、なかなかマッチングしない場合は条件を絞った方がよいでしょう。
自分のペースで婚活できる
データマッチング型は自分のペースで婚活できるため、干渉されたくない人に向いています。検索してマッチングの申し込みもできるため、多くの相手とやりとりしながら、理想の相手を探せます。
仲人型のようにカウンセラーへの報告なども必要ないため、自分から積極的に婚活したい人に向いています。
費用が比較的安い
データマッチング型の結婚相談所は、仲人型に比べると人件費がかからないため、初期費用や月額料金が安いことが特徴です。また、成功報酬にあたる成婚料も発生しないため、成婚時も安心です。
費用を抑えて婚活する方法には、婚活アプリや婚活パーティーなどもありますが、身元を偽ったり独身のふりをした既婚者が紛れていたりするケースもあります。
結婚相談所は入会する際に独身証明書や各種書類の提出が必要なので、安全に婚活できます。他の婚活方法に比べて料金が高いですが、データマッチング型であれば仲人型より料金が安いため、婚活にあまりお金をかけたくない人も利用しやすいでしょう。
データマッチング型のデメリット
データマッチング型にもデメリットはあるので確認しておきましょう。
- サポートが少ない
- 条件が重視されやすい
- うまくいかない場合の原因が分かりにくい
サポートが少ない
データマッチング型の結婚相談所は、仲人型のようなカウンセラーのサポートがありません。困ったときはカウンセラーに相談できるデータマッチング型もありますが、仲人型のように積極的なサポートが受けられるわけではありません。
そのため、自分自身ですべて判断して行動する必要があります。受け身になりがちな人は、チャンスを逃してしまうかもしれません。
条件が重視されやすい
データマッチング型は年収や職業、学歴など希望条件に合わせてお相手を探すため、どうしても条件が重視されます。男性は年収、女性は年齢の若さが重視される傾向です。
人柄や価値観などは幸せな結婚生活を送るうえで重要な要素ですが、データマッチング型では実際にお見合いやデートをするまでわかりません。
人柄や相性も重視したい人は、カウンセラーが見極めてくれる仲人型を選んだ方がよいでしょう。
うまくいかない場合の原因がわかりにくい
データマッチング型は自分で婚活を進めていくため「なかなかマッチングしない」「真剣交際に進めない」など、活動がうまく進まなくても、客観的な視点で分析してくれる人がいません。
自分一人では何が原因か分かりにくいため、同じ失敗を何度も繰り返し、婚活が長引いてしまうことがあります。
結婚相談所を利用する流れ
仲人型とデータマッチング型では、利用する流れも異なります。どのような流れで婚活を進めるか確認しておきましょう。
仲人型を利用する流れ
仲人型を利用する流れは次の通りです。
カウンセラーとの面談で、お相手の希望条件を伝えます。また、「〇月までに成婚を目指す」など具体的な活動目標も立てます。
プロフィールを作成します。プロフィールは相手から「会ってみたい」と思われるために重要なものなので、魅力あるプロフィールを作成するためにカウンセラーがサポートしてくれます。
専属のカウンセラーが、会員の希望や性格などを考慮して、お相手候補を紹介してくれます。希望条件に一致していなくても、相性が良さそうな人を紹介してくれることがあります。
紹介された人に会ってみたいと思ったら、カウンセラーに伝えましょう。お相手も了承すれば、お見合いの日取りや場所をカウンセラーが調整してくれます。
お見合いはカウンセラーがセッティングするため、指定された場所へ時間に余裕を持って向かいましょう。カウンセラーが立ち会ってくれるので安心です。
実際に会ってみて、合わないと感じたときはカウンセラーに正直に伝えましょう。また別のお相手を紹介してくれます。
双方がもっと相手のことを知りたいと思えば、仮交際がスタートします。仮交際の期間は1〜3ヵ月ほどで、デートの回数は3〜5回が目安です。その間に相手のことを深く知るようにしましょう。
仮交際の期間中は他の人と同時進行も可能です。
結婚に向けて交際を継続したい場合は真剣交際に移行します。結婚後の生活のことなど具体的な話をして、結婚できるか真剣に考えます。
交際中もカウンセラーが親身になってアドバイスしてくれるので、不安なことがあれば相談しましょう。
お互い結婚の意思が固まれば、成婚退会となります。成婚の意思が固まるとは、基本的にプロポーズをして相手が了承したタイミングです。成婚料を支払って2人で退会します。
データマッチング型を利用する流れ
データマッチング型は、基本的に次の流れで活動を進めます
最初に年齢や居住地、職業、趣味などのプロフィールを作成して登録します。登録の際は独身証明書や学歴証明書、収入証明書などの書類提出が必要です。
お相手に対する希望条件を設定します。たとえば年齢や趣味、職業などです。希望条件を設定するとシステムによるマッチングが行われます。なかなかマッチングしない場合は条件が厳しすぎる可能性があるため、見直すとより多くの人と出会える可能性があります。
紹介や検索で気になる相手が見つかれば、マッチング(お見合い)を申し込みます。相手の合意があれば、メッセージのやり取りを始められます。
相手の合意があれば、メッセージのやり取りを始められます。実際に会う前にメッセージのやり取りを重ねておきましょう。
お見合い(初デート)で顔合わせをします。仲人型とは違い、2人の間に入ってサポートしてくれる人がいないため、自分たちで日時や場所を決めましょう。
お見合いがうまくいけば、交際へと進みます。結婚生活を含めたいろいろな話をして、お互いへの理解を深めましょう。交際中は並行して複数人と同時に交際しても問題ありません。
何度かデートを重ねてお互いに結婚を考えられるようになれば、真剣交際に入ります。真剣交際に進んだら、他の人とのお見合いや交際はNGです。
お互いに結婚の意思が固まれば、プロポーズや双方の親への挨拶を行います。そのタイミングで成婚退会となります。
仲人型・データマッチング型に向いている人は?
結婚相談所のメリットを婚活に生かすには、自分に合う相談所を選ぶことが大切です。最後に仲人型とデータマッチング型のそれぞれに向いている人・向いていない人をご紹介します。
自分にどちらが向いているか分からない方は、参考にしてください。
仲人型が向いている人・向いていない人
仲人型が向いている人と向いていない人を表にまとめたのでご覧ください。
仲人型が向いている人 | 仲人型が向いていない人 |
・一人での活動が不安な人 ・内向的な人 ・料金は高くてもサポートしてほしい人 ・結婚への真剣度が高い人 ・時間をムダにしたくない人 ・早く結婚したい人 ・理想の結婚相手がイメージできていない人 | ・1~2年交際してから結婚を決めたい人 ・人に相談するのが苦手な人 ・世話を焼かれるのが嫌な人 ・できるだけ料金を抑えて活動したい人 |
一人での活動が不安な人や、料金が高くても充実したサポートを希望する人に仲人型が向いています。結婚への真剣度が高く、早く結婚したい人も仲人型がよいでしょう。
仲人型に入会すれば必ず早く成婚できるわけではありませんが、カウンセラーの細かいアドバイスや手厚いサポートで成婚までしっかり伴走してくれます。
理想の結婚相手が具体的にイメージできない人も、カウンセリングを通して自分に合う相手を明確にしていけます。
一方、相談したりサポートを受けたりする必要がない人や、じっくり交際してから結婚を決めたい人には仲人型が向いていません。できるだけ料金を抑えて活動したい人は、仲人型よりデータマッチング型の方が向いているでしょう。
データマッチング型が向いている人・向いていない人
データマッチング型も向き・不向きがあります。データマッチング型に向いている人・向いていない人の特徴を挙げてみます。
データマッチング型が向いている人 | データマッチング型が向いていない人 |
・自分のペースで活動したい人 ・積極的に活動できる人 ・多くの人の中から自分に合う人を選びたい人 ・なるべく料金を抑えて活動したい人 | ・恋愛経験が少なく異性とのやり取りが苦手な人 ・一人で活動する自信がない人 ・相談しながら活動を進めたい人 ・自分に合う人を紹介してほしい人 |
基本的に仲人型とは逆になり、サポートは必要ない人や、自分で積極的に活動したい人、なるべく料金を抑えて活動したい人にデータマッチング型は向いています。
一方、異性とのやり取りや一人での活動に自信がない人、相談しながら活動したい人、自分に合う人を紹介してほしい人にはデータマッチングが向いていないので、仲人型がおすすめです。
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本記事では、結婚相談所の仲人型とデータマッチング型それぞれの特徴やメリット・デメリットをお伝えしました。どちらにもメリットとデメリットがあるため、自分に合うタイプを選ぶことが大切です。
ほとんどの結婚相談所では、無料カウンセリングを設けています。仲人型とデータマッチング型のどちらを選ぶか悩んだら、無料カウンセリングに申し込んで詳しいサービス内容や料金などを確認し、自分に最適な結婚相談所を見つけましょう。